泣き顔から一瞬でニヤける方法
乗り換えは10分あれば間に合うと思っていた新宿駅。イギリス紳士は私に一つ早い電車で行く方がいいんじゃないかと勧めたが、楽観的な私は大丈夫!とタイトスケジュールな方を選択。
しかし成田空港へ行くエクスプレスに乗るにはチケットの事前購入が必要であると着いてから知り、みどりの窓口についたのは発車2分前。
「もう混んでいるので次のはお売りできません」
すぐに代わりの手段を調べて、東京駅に向かいそこからエクスプレスに乗ろうと走る。
しかしまたチケット売り場をすぐに見つけられないまま、電車が待機するプラットフォームに着いてしまった。
そして電車があと1分で発車する。
これで成田空港へチェックイン時間内に行ける全ての手段を失い、またわざわざ安いチケットのために1泊延期したり、間に合うように頑張って走ったりした全ての努力が水の泡となった。
人混みに押されながら虚しさで涙目になる。
そこで唯一私の今の状況を伝えられる人物に連絡、、、
「電車に乗れなかったし、これで飛行機も逃した。もう最悪。」
「Oh ダーリン、、、心配しないで。次のフライトを僕が予約するから大丈夫だよ。」
・・・・・Awwww なんという優しさ。
「だからもっと早く出た方が言ったじゃないか。君がそれを聞かなかったからだよ^^」
神様ありがとうございます。瞬く間に笑顔になる私。
全てを手配してくれて完了のメールを私に送ってくれた。そして私は無事に夕方に大阪に着いた。
こんなことなら初めから遅い飛行機にしておけばよかった。そうしたら彼と東京をもっと楽しむことができたのに、そんな惜しい気持ちを私に瞬く間に芽生えさせた彼であった。