英会話

非日常を日常に変える

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日本で生まれ育った私は、海外という日本とはまた異なる世界があると知りつつも、映画の中で見る世界のような、近づけても海外旅行で観光で楽しむ場所のような、自分の日常生活とは無縁の話だと思っていた。

それは日本では極めて普遍的な10代の思考である。

いつかは海外に行ってみたいとぼんやりと憧れを抱くのだが、地元の中学校を卒業し、少しばかり英語教育に力の入った進学校に入ったところで、将来は日本で生活し続ける大多数の波から逃れられることはない。そうやって、いつかは海外に行けるだろうという気持ちはありつつも、大多数の波に逆らうことはなく、将来の確実性と有用性を考えて流れていく他はなかった。

今振り返ると、この環境でよくここまで逆らってくることができたなと思う。そのエネルギーの根底にあるのは周囲の現実に対する反骨精神!(笑)
何か他の道があるはずだともがき続けた結果、ようやく海外で働くという選択肢がより具体的により可能性をもって目の前に見えてきた。

霧だらけの道をどう切り開いていくか。
情報と思考と計画、そして行動力。

自分が求める日常に出会えるまで可能性を探り続ける。

写真はニューオーリンズの郊外。気がつくと、今までの日常に全く脈絡のないこんな離れた場所まで流れついた私。
私の故郷と同じ田舎は田舎でもそこでの日常は全く違う世界。

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ボーダレスな恋愛

 

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付き合うなら日本人か外国人かと聞かれることがよくある。
これはnationality(国籍)の問題?それともRace(人種)?いずれにせよ相手はそこまで深く考えていない。真剣に答えて楽しいムードを台無しにしないように、私はたいてい相手の属しているボックスにチェックを入れる。

正直なところ、多くの人にはどのethnicity(人種)がいいかpreference(好み)があると思う。
Asian:アジア人, Caucasian:白人, African Descent:黒人, Middle Eastern:中東人, Pacific Islander:太平洋の島々の人 etc… など数えだすとたくさん。

でも、人は誰かを好きになる前にその人の国籍や人種を考えるのだろうか。

もちろん好みの問題というのはある。同じ人種の中でも、細い人が好きだ、背丈の高い人が好きだ、髪色が・・・などはよくある話で、外見で人を選ぶのは個人の自由である。
でも、日本では人種を考えるという機会があまりなく、日本人と付き合うのが当たり前のような社会だ。ここ最近、外国人が増えてきているとはいえ、日本人以外の人と付き合っていると周囲から驚きの眼差しで見られることもある。そして彼らは思う、
「外国人が好きなの?」

うーん、そうかもしれないけど、そういうことでもないような、、、。
たまたま両思いになった相手が外国人だったというだけであって、人種にフィルターをかけているわけではない。
フィルターをかけない方が出会いやすくなるのは確かだ。

彼氏・彼女が欲しいけれど、出会いがない、好きな人が出来ないと嘆いている人は、この頃の日本ではとても多いと思うけれど、もう少し広い視点と広い心で人に出会ってみてはどうだろうか。

もちろん恋愛において重視することは人によって異なる。気持ちだけの問題ではなく、物理的な条件もあったりする。
それでも、もし本当に恋に落ちて心から相手を思える恋愛をしたいと思うなら、日本に住む日本人の中だけから選ぶよりも、世界中を母数にした方が可能性が広がることは間違いないし、選択肢の幅がより広がる。よりいい人に出会えるかもしれない。

世の中はあなたの知らない未来の恋人で溢れている。
恋愛を始めるにはチェックボックスのチェックは多い方がいい。

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これから靴はシンガポールで買おう

私は靴のサイズが深キョンと同じです。(わかりやすく言えば和田アキ子さんと同じ)そのため、日本ではなかなかサイズを見つけることが出来ず靴売り場では大抵の場合ふてくされている。ファッションに関してはマイノリティに優しくない日本だ。

そこで、海外に行ったときは靴を買う絶好のチャンス♡

今回はシンガポール生まれのお洒落な靴ブランド「CHARLES&KEITH」へ。リーズナブルな値段でデザイン性の高い靴やバッグ、サングラスなどのアクセサリーも売っていて、店内は大盛況。

このブランドのもう少し落ち着いた大人な雰囲気の「Pedro」というラインもあり、ここではメンズも豊富にある。値段はC&Kよりもやや高めの設定だが、それでもデザインの良さを考えるとリーズナブル!

デザイン性の高い靴だと歩きにくいのが難点であったりもするけれど、こちらはバックベルトがついているものやクッション性があるもの、ピンヒールだけでなく少し安定感のあるヒールも数々揃っていて、私が求めていたものがここにある!!と店内を興奮して見回らずにはいられない!


長身で黒のスーツから覗く足首が魅力的な店のお兄さんに、「これ買います!あ、でも他も見たいからちょっと待って!」と取り置きしてもらい、店内に長時間滞在。レジでは使い方のわからないコインを財布ごと見せて、「この古いコイン使える?」と丸投げ。
すると「コイン全部使いたいんだね?」と面倒くさいのにしっかりわかりやすいように計算と説明をしてくれて、財布の中身が一気に軽くなった。
「前にきたことがあるのかな?だいぶ古い通貨だね。ほら、これが新しい1ドルコインだよ」とピカピカに輝るマーライオンを手渡された私はシンガポールホスピタリティーに感動して、「Oh this is so pretty!」と声高らかに言うのであった。

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通貨はあなたを連れ戻す

 

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今どき海外の支払いはクレジットカードで済ませてしまうことが多いけれど、アジアなど特に現地通貨を持っていた方がよいもの。私の初めての海外は高校の修学旅行で行ったマレーシアとシンガポールだった。

学校で行く旅行では好きなように動くことができず、もどかしい気持ちでいっぱいだった私。両替した通貨が余っていたけど、また絶対に来るから(手数料もったいないし)そのまま持って帰ろう!と心に決めて、引き出しに眠っていた期間約6年。

つい先日、シンガポールからのオファーが舞い込んできたので「やっと来た!」と承諾し、古い通貨とともに6年ぶりにシンガポールに再会した。
面白いことに行きは修学旅行の高校生集団たちと一緒の飛行機になった。

もう一度その国に行きたいと思うときは何かしらの未練を残しておくのがいい。全てを完結してしまわないこと、満足させきらないことが次につなげるキーである。

今年のリアルな目標

時に何もかも上手くいかないことがあっても、時にはあり得ないほどの幸運を手にすることもある、それが人生。
人生は時に宝くじのように運で成り立っているかのように見える。

しかし、よくよく考えてみると、今ある自分は過去の自分が降した選択のもとで成り立っている。例えば、昔好きだった音楽とか映画とか、たまたま図書館で見つけた本とか、たまたま知り合った人から聞いた興味深い話とか。どんなに些細だと思っていたことでも、振り返ってみると今の自分に影響していることが少なからずある。毎日、特別大きな選択はしていないつもりでも、たくさんの可能性に満ち溢れた日々の中で自分の生きる道を選んでいる。

もちろん、未来だって今の自分の選択で変えていくことができる。

目標はこの年内に、海外での仕事を見つけること。目標は具体的であるほうがいいと言われる場合もあるけれど、的を絞りすぎて他の可能性を見逃したくもないので、この程度で。

だいぶ遅いNew Year's resolutionでした♡

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